まんでりん大学の頃、住んでるアパートの近くに「南蛮屋」という、自家焙煎の コーヒー豆屋さんがありました。 高校の頃からコーヒー好きで、ブラックで飲んでいた私。 興味引かれて、ふらっと店内に入ってみると、そこには きれいなお姉さんが!! 私は女性ですが、まあ、きれいなお姉さんが好きなのです。 どうこうしようってわけではなく、見てると嬉しくなるじゃあないですか。 おっと話がずれまする。 店内はコーヒーのいい香りに包まれ、たくさんの種類の豆たちが、 並んでいました。 知らない名前もあって、何がいいのかさっぱり分からなかったので、 お姉さんに聞いてみると、いろいろ親切に教えてくれました。 「苦いのが好き」と、言ったところ、すすめられたのが「マンデリン」 (ちなみにこのお店では「まんでりん」。ひらがな) 店で一杯ご馳走してもらいました。 以来、15年近く、この豆「マンデリン」に惚れ込み、はまり込むことになるのです。 南蛮屋さんに通ううち、私は、ああびんぼーーな学生のくせに、 手挽きミルを買い、 直火式のエスプレッソメーカーまで買いました。 そして、毎日毎日、ごーーりごり♪あっごーりごり♪ 大学を卒業し、実家に戻ったある日、 偶然、素敵なお店との出会いが!! それが小野珈琲屋さん。 車を走らせてたら、たまたまお店が視界に入って、 「あれーーーこんなところに、喫茶店じゃなくて、珈琲豆屋さんが??!!」 優しい笑顔の店長さんと奥様に、極深煎りマンデリン (今はゴールデンマンデリンという名前になってます)を、 一杯ご馳走になりました。 飲んで、ただもうびっくり!! コーヒーの「甘さ」をはじめて知った瞬間です。 砂糖はもちろん入ってませんが、深煎りの美味しいコーヒーは、 苦いと同時に甘いのです。 この、コーヒー独特の「甘さ」は、文章で表現するのは難しいのですが・・・。 店主さんには、 「深煎りのコーヒーは、80度くらいのぬるめのお湯で入れる」などなど、 おいしい入れ方を、いろいろ教えてもらいました。 で、その後。 結婚して(いや、しただけならいいんだけど)、妊婦さんになって、 授乳中を2回繰り返してる間は、やはりなかなか飲めなかったのであった。 次女が授乳中のときは、「乳離れしたらがんがん飲むぞーー」 と、心の中で叫んでいたのです。 (03・07・14) |